第22回NHK全国俳句大会
旧サイトで紹介しきれなかった投句の結果を公開します。
第22回NHK全国俳句大会(2020年度)です。
投句形式は自由題二句と詠題一句。
計三句のセットです。
第22回の詠題は「生」。
公式発表によると、応募総句数は49,264句とのことでした。
筆者は2セット応募して、自由題で二句、詠題で一句入選。
打率にして五割という結果でした。
受賞作品を見ると、やはり全国レベルの高さを痛感します。
まだまだ精進が必要ですね。
自由題応募句
・ ビル街に沈める平屋蟻地獄 (入選句)
― 東京の住宅街にあって未だ木造の母屋をそのまま俳句に
・ 木枯らしや売り家の木戸に蝶番 (入選句)
― マンションに変わってゆく下町を吟行して
・ 矍鑠と漁村の頭残る月
― 老いてますます盛んな翁を「黄忠」と呼んだりします
・ ひぐらしに友と家路を分かちたる
― 仙台に住んでいた小学生のころを思い出して
詠題「生」応募句
・ 織りさしの生絹仄かに月見草 (入選句)
― 生絹を「すずし」と発音することを叔父から聞きました
・ 紀寿までの生保のチラシ終戦忌
― 百歳を紀寿と言うそうです
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