一句一遊 番組投稿句

最近あちこち出掛けているうちに、ラジオの放送がブログの更新をどんどん追い越していきました。
一年中休むことなく続いている一句一遊、さすがです……(汗)

冒頭で紹介されているように、この番組なんと今年で二十周年を迎えるらしく、俳句の枠を超えてスーパー長寿番組になりつつあります。

二十年のあいだ月曜~金曜まで紹介してきた俳句とは、いったいどれほどの数……いや量になるんでしょうね?

「十年ひとむかし」とよく言われますが、そのダブルスコアに当たりますから、時代の流れすら感じると言っても過言ではないでしょう。

兼題:田植時

 ・ 一撞に一村覚むる田植時いっとうに いっそんさむる たうえどき
  ― お寺の鐘を撞く音と山里の生活音をコントラストにして頭韻句で

 ・ 田植時寝て起きて寝て田植時たうえどき ねておきてねて たうえどき
  ― 俳句としての価値はともかく「農家の心情はかくありなん」をストレートに描写

兼題:柿の花

 ・ 糞をひる負けじと柿の花のちるくそをひる まけじとかきの はなのちる
  ― このところ典雅な句ばかり詠んでいたので、一気に俗な方向へ舵を切って

 ・ 柿の花こぼれゆく数齢の数かきのはな こぼれゆくかず としのかず
  ― そう言えば対句を詠んでないな…と思い当たり練習を兼ねて


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