NHK俳句 番組投稿句
NHK俳句2月募集締切分の紹介です。
投句しはじめて気づいたのですが、この番組は締め切りから放送までタイムラグが二ヵ月くらいあります。
しかも放送時期に合わせて出題されるため、季節感をもって作句することができません。
その結果、「この時期ならこんな感じ?」と頭で考えた句作になりやすく、どうしても躍動感と言うか、「まさに今これを詠みたくて俳句にしてる!」感が希薄です。
いっそ当季雑詠に変えてみたらどうでしょうかね?NHKさん。
兼題:雲雀
・ 鳥は飛び雲雀は声を噴射せり
― 二物衝撃を一句一章に仕立てた実験句
・ 声高に島原門を発つ雲雀
― かつての「粋な朝帰り」と言えばこんな感じ?
兼題:入学
・ 入学や大志を発露せる胸花
― 最近は入学式もオンラインになってしまいました…
・ 入学終へて修学の道遥か
― 助詞「て」を入れるか最後まで迷ったあげく破調に決めた一句
兼題:菜の花
・ 菜の花に見立て病臥の五指を閉づ
― 去年の春先、体調を崩してどこへも行けず…
・ 神話めく微風の谷の花菜畑
― ナウシカですね、ハイ
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