一句一遊 番組投稿句
関東地方も本格的な梅雨に入り、じめじめした日が続いています。
毎年この時期になると裏庭で芽を出すのが茗荷(ミョウガ)。
独特の匂いを持っているため好き嫌いの分かれる薬味ですが、我が家では昔から愛用しています。
そこで、「そろそろ摘んで冷や奴にでも載せようか」と見に行ったところ……
すでに足の踏み場もない密生具合。
3メートルくらい離れて撮影しましたが、強烈な香りを放っていました。
今夏のミョウガは大豊作のようです。
ところで、俳句においてミョウガといえば、かなり異端の季語に当たります。
というのも、「茗荷の子」「茗荷の花」「茗荷竹」「茗荷汁」など、単体では存在しない季語だからです。
どうしてなのでしょうね……?
できるものなら、ぜひ季語を作ってきた先人たちに理由を尋ねてみたいものです。
兼題:鮮という字が入った俳句
・ 鮮緑を統べて涼しきグライダー (入選句)
― 一度は乗ってみたかったですが…もう体力的に無理かも
・ 匿へる吾子鮮やかに盗む南風
― コロナがどうだろうと若者は出かけてしまいます…
兼題:サッカー吟行
・ 雷跡を曳くスルーパス夕立晴れ
― 白い航跡と朱い夕立晴れをカラーコントラストにして
・ 拭はざる汗よ憧れなる主審
― ゲームや選手でなく審判の映像にフォーカス
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