一句一遊 番組投稿句
前回はお休みして、ぶらっとひとり旅に出かけました。
向かった先は長野県の小菅。
車で青梅街道をひたすら西へ走るだけの簡単な道程です。
途中、奥多摩で風景をたのしみながら握り飯。
そこから川をさかのぼり、トンネルを抜け、山をのぼって、合計三時間あまりで道の駅へ到達しました。
五月にして桜が満開……
こういう景色を見ると、季語の感覚時計が大きく狂います。
俳人なら「桜は春の季語」と紙の上で決めるのでなく、目の前の風景こそ現実の季節感とすべきだと思いました。
兼題:宇という字が入った俳句
・ 復興の気宇ガーベラの八重の数
― あれからもう十年…すべての被災地の方々へ贈ります
・ 一位の実熟す宇喜多の城のあと
― 歴史ファンとして宇喜多直家推しの一句!
兼題:鷭
・ 鎌首の鷭コマ落ちて水の音
― 一句二章で一物仕立てを詠む実験句
・ 旅急急番留留留なり基礎鷭語
― たまにはこういう音遊びも…
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