NHK俳句 番組投稿句
NHK俳句4月募集締切分の紹介です。
今シーズンより民法のテレビ番組『プレバト!』に出演している中田喜子さんが司会に加わり、一視聴者としてテンションが跳ね上がりました♪
さすが女優さん、とても表情が豊かで、見ていて楽しいです。
もちろん仕事用の顔でしょうけれど、ときおり素で笑っているらしい瞬間も垣間見えて、心から楽しんでいる様子がひしひしと伝わってきます。
この方はおそらく本気で俳句が好きなんでしょう。
俳句に対するスタンスは人それぞれですが、筆者的には「マジメに勉強する文学」として扱うのはもったいないように感じます。
俳句はもともと俳諧と呼ばれていました。
つまり諧謔味があってこその文芸です。
もっと気軽に、自由に遊びゴコロを発散して良いのではないでしょうか?
やたらと高尚な伝統芸能に持ち上げようとしている偉い先生方とは一線を画す野党として、今後も作句していきたいと考えています。
兼題『蟻』
・ 天井の蟻には蟻の時空間
― 「なんで落ちてこないんだろう?」とニュートンを気取る子供でした
・ 荒れ庭やなんとしづかな蟻の列
― 婆さまが大往生して庭が荒れ放題…
兼題『レース』
・ レース地のドレスよりプロムの余熱
― たまにはオシャレな句も詠みたい…けれど芋臭さが抜けません
・ 瀬枕として黒髪のレース白
― カタカナ系の詠題を苦手とする本領が発揮されました…
兼題『蛾』
・ 枯葉蛾の群れがジェリコの壁のよう
― 直喩だと俳句の質が下がるって?そんなことあるわけない!
・ 身じろぎもせで蛾には蛾の生きる価値
― キモい季語を一生懸命にヨイショ☆
兼題『浴衣』
・ 後れ毛を煽ぐ姑息として浴衣
― すこし艶っぽいですがお気に入りの一句
・ ミスコンの浴衣とありったけの嘘
― こういう抒情詩は文語より口語のほうがしっくりきますね
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